fm VenusのブログⅡ

私たちの本当の敵は何処にいるのだろうか

アメリカを貧困大国にしトランプ大統領を誕生させた「米史上最悪の救出作戦」堤未果さんのインタビューです。

「ピックアップ特集!戦争を知る」より一部抜粋します。参考にどうぞ
http://natgeotv.jp/special-contents/category/military/index.html


イラク戦争の重要な転機となった武力衝突事件「ブラックサンデー」の全貌を、ナショナル ジオグラフィックが総力を挙げて描くドラマシリーズ「ロング・ロード・ホーム」日本での放送開始に先駆けて、イラク戦争の知られざる裏側や同ドラマについて、有識者が語るインタビュー。


堤未果:アメリカを貧困大国にしトランプ大統領を誕生させた「米史上最悪の救出作戦」


イラク戦争が長期化して国がボロボロになり、厭戦ムードが充満し、去年の選挙では過半数を超える軍関係者がトランプを支持しました。とはいえ、アメリカは戦争経済をずっと維持してきた国、トランプ政権も例外ではありません。利権のための戦争が次に東アジアで起きれば、政治的挑発のしわ寄せが日本にくる可能性は大いにあります。


世論で戦うべきだと言っている人たちは、自分が当事者だとは考えていないのかもしれません。志願制のアメリカで対テロ戦争を戦っているのは全人口の1%ですが、社会が豊かでなくなるにつれ、高騰する学費に苦しむ学生や医療破産者、リストラされた中高年たちの入隊数が増えています。つまり、アメリカ社会ではある一定層を除き、誰もが生活と引きかえに戦争にいく構造が広がりつつある。規制緩和によって医療や教育や公共サービスが"自己責任"の方向に進んでいる日本でも、「経済徴兵制」は他人事ではありません。


北朝鮮の問題や安保法制の議論があり、一方では貧困が拡大して学費のために借金を負う学生も増えている。そんな日本で今この「ロング・ロード・ホーム」が放映されるのは、日本人が問題意識を明確にするうえで大きな意味があると思います。




【ナショジオ】「ロング・ロード・ホーム」 時代背景解説映像






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